ai(chatgpt)の回答は、同じ答えになるのか?1つのプロンプトで検証
今回は、同じ指示で同じ回答になるのか?を検証していきます。
- 回答の似通い
- プロンプトのレベル感
に着目します。
回答が同じような場合は、活用を考えなければなりません。対策が必要です。
同じ回答になるか?を検証
同じ回答になるか?を検証
以下、別のチャットルームで同じ質問をしています。
Aの回答

新商品のお茶のPR施策を考えて下さい。予算は1000万円です。
ー回答ー
新商品のお茶のPR施策について、以下のようなプランを提案します。
ターゲット設定
– 健康志向の消費者(20代後半〜40代)
– お茶を日常的に飲む層
PR施策の概要
a. インフルエンサーとのコラボレーション
– 健康やライフスタイルに関連するインフルエンサーを起用し、商品を紹介してもらう。
– InstagramやYouTubeで試飲動画やレシピを共有。
b. サンプリングキャンペーン
– 人気のある公園やイベントで無料サンプルを配布し、直接消費者にリーチ。
– QRコードを付けたサンプルで、公式サイトやSNSへの誘導。
c. SNS広告
– Facebook、Instagram、Twitterなどでターゲットに合わせた広告を展開。
– 商品の特徴や健康効果を強調したビジュアルを使用。
d. 体験型イベントの開催
– スペシャルティティーの試飲会や、お茶の淹れ方教室を開催し、参加者に商品を体験してもらう。
– イベント参加者には特典として割引クーポンを配布。
e. メディア露出
– 健康やライフスタイルに特化した雑誌やウェブメディアにプレスリリースを配信。
– 特集記事やレビューを掲載してもらう。
予算配分(例)
– インフルエンサー起用:300万円
– サンプリングキャンペーン:200万円
– SNS広告:300万円
– 体験型イベント:150万円
– メディア露出:50万円
効果測定
– SNSのエンゲージメント数、イベント参加者数、販売データを分析し、施策の効果を測定。
– フィードバックを基に次回の施策に活かす。
このプランを基に、具体的な実行可能なステップを検討していくと良いでしょう。何か他にご要望があればお知らせください。
Bの回答

新商品のお茶のPR施策を考えて下さい。予算は1000万円です。
ー回答ー
新商品のお茶のPR施策を考える際、以下のような戦略を提案します。予算1000万円を効果的に活用するために、複数の施策を組み合わせることが重要です。
ターゲット設定
– ターゲット層: 健康志向の若年層、ビジネスマン、主婦層など。
PRキャンペーン
– プレスリリース: 新商品の特徴や健康効果を強調したプレスリリースを作成し、関連メディアに配信。
– 予算: 100万円
インフルエンサーとのコラボレーション
– SNSインフルエンサーとのタイアップ: 健康やライフスタイルに関心のあるインフルエンサーに商品を試してもらい、SNSでの投稿を依頼。
– 予算: 300万円
テイスティングイベント
– ポップアップイベント: 都内の主要なショッピングエリアでテイスティングイベントを開催。来場者に試飲してもらい、商品を購入できるブースも設置。
– 予算: 200万円
デジタル広告
– SNS広告およびGoogle広告: ターゲット層に向けた広告を出稿。特にInstagramやFacebookでのビジュアル重視の広告が有効。
– 予算: 250万円
特設ウェブサイト
– 商品専用ウェブサイトの制作: 商品の魅力や飲み方、健康効果を紹介する特設サイトを制作。SEO対策も実施。
– 予算: 100万円
コラボレーション商品
– 他ブランドとのコラボレーション: 健康食品やスイーツとのコラボレーション商品を開発し、相互にプロモーションを行う。
– 予算: 50万円
口コミ促進
– サンプル配布: 健康志向のイベントやフィットネスジムでサンプルを配布し、口コミを促進。
– 予算: 50万円
総予算
– 合計: 1000万円
これらの施策を組み合わせることで、新商品のお茶の認知度向上と販売促進が期待できます。各施策の効果を測定し、必要に応じて調整を行うことも重要です。
変わった点
・ターゲット→ビジネスマン、主婦が増えたが年代の変更無し
・インフルエンサー→ほぼ変更無し
・サンプリング→テイスティング(やや内容を変更)
・SNS→デジタルに変更(内容はほぼ同じ)
・体験型イベント(独自)
・メディア露出(独自)
・特設Webサイト(独自)
・コラボレーション商品(独自)
・口コミ促進(独自)
・文言→違うが当たり障りなし
総評
同じプロンプトでは、ある程度似通った回答になるようです。
特にインフルエンサーについては、流行を加味してより良い回答とされたのでしょう。
少しアイデアの幅が広がったといった印象でしょうか?
たくさんの施策を出されたため予算もこまめになっています。
施策が多いほど、予算管理は難しくなります。
これは、あまり当てにしてはいけなそうです。
新しい施策を行いたいけど、予算感が分からない!といった場合に
ピンキリを聞いてみる等の使い方ができそうです。
同じ指示の危険性
以下の三点があげられます。
・似た案件が来たとき
同じような提案しかできない可能性があります
・競合他社が、同様の指示を行った時
新しい提案がなく、信頼を失う可能性があります
・プロンプトのレベル
今回のようなプロンプトを行うと、ターゲット、施策を一発で出されます。構成を考えた上で部分的に回答を求めることが必要です。
今後のAIの回答の画一化の危険性
AIは、常に学習を行っています。
そのため今回のアイデアでもインフルエンサー施策が受けたという
実例のニュース等が増えるほど、インフルエンサー施策を提案してくるかもしれません。
新しいアイデアは、徐々に提案されなくなるかもしれません。
AIを活用する場合は、道を分岐させていく認識が必要です。
徐々に会話を進めていくことで、
・新たに方向性を変える
・データを伝える、
・施策の結果を伝えて効果測定に役立てる
・自身の業務に特化したAIを作りあげていく
といったことが活用のコツになるでしょう。
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