ai(chat-gpt)は、「感情」ライティングが出来るのか?
ーAIに苦手な文章はあると思いますか?
ライティング分野でも力を発揮するai。
様々な分野で活用されています。
しかし、人の書くものとの違いは何でしょうか?
aiのライティングの得意・不得意
AIが得意なライティング
- 情報提供型ライティング:
- データや事実に基づいた記事やレポートの作成。
- 特定のトピックに関する要約や解説。
- 技術的な文書:
- マニュアル、手順書、仕様書などの明確で構造化された文書。
- 複雑な情報を分かりやすく整理することが得意。
- SEOライティング:
- 検索エンジン最適化(SEO)を考慮したキーワードを含むコンテンツの作成。
- 検索トレンドに基づいた記事の執筆。
- 定型文やテンプレートの作成:
- ビジネスメール、報告書、プレゼンテーション資料などの定型的な文書。
AIが苦手なライティング
- 創造的なライティング:
- 小説、詩、フィクションなどの創作活動。
- 独自の視点や感情を表現することが難しい。
- 感情的な表現:
- 深い感情や個人的な体験に基づくライティング。
- 読者の心に響くような感情的なつながりを作ることが難しい。
- 文化的なニュアンスや文脈:
- 特定の文化や地域に根ざした表現やジョーク、風刺など。
- 微妙なニュアンスや文脈を理解することが難しい場合がある。
- 倫理的・道徳的な判断を要するライティング:
- 複雑な倫理的問題や社会的なテーマに関する深い考察。
- 人間の価値観や道徳観に基づく判断が必要な場合。
AIは大量のデータを処理し、パターンを学習することで得意なライティングを行いますが、人間の感情や創造性、文化的な理解を必要とするライティングには限界があります。
aiと感情のライティングを行う工程
今回は、「猫のかわいさ」をテーマに文章を書いてもらいます。
ai文章作成
aiに「猫のかわいさ」の文章を書いてもらいます
修正
aiに書いてもらった文章に修正の指示をします
自身の文章添削
私が書いた文章をaiに添削してもらいます
【検証1】aiの文章と修正

飼い猫の可愛さを伝える文章を200字程で書いてください

飼い猫は、まるで小さな宝物のような存在です。
ふわふわの毛並みや、愛らしい目がこちらを見つめる瞬間、心が温かくなります。
猫がゴロゴロと喉を鳴らしながら膝の上に乗ってくると、まるで特別な絆を感じます。
遊び好きな猫は、ちょっとしたおもちゃに夢中になり、その無邪気な姿に思わず笑顔がこぼれます。
また、窓辺で日向ぼっこをする姿は、穏やかな時間を感じさせてくれます。
猫の存在は、日常に癒しと喜びをもたらし、どんな時でも心を和ませてくれるのです。
彼らの愛らしさは、言葉では表現しきれないほどの魅力があります。
AIは、かなり色んな要素を盛り込まれました。
感情の比喩として「宝物・絆・愛らしさ」などを使いました。
少し硬い印象を受けます。
また、キーワードである「かわいい」という単語は使われませんでした。
もっと柔らかくしてほしいです。

飼い主が共感できるような可愛い文章にしてください

飼い猫って、本当に特別な存在ですよね。
ふわふわの毛に包まれた小さな体が、そばにいるだけで心が温かくなります。
朝、目が覚めると、猫がそっと寄り添ってくれていると、まるで「おはよう!」と優しく言ってくれているみたい。
そんな瞬間、思わず笑顔になっちゃいますよね。
遊び好きな猫が、おもちゃを追いかけている姿は、まるで小さな子供のように無邪気で愛らしいです。
時には、ちょっとしたいたずらをして、思わず「もう、やめて!」と笑ってしまうことも。
そんな彼らの仕草や表情には、どんな疲れも吹き飛ばしてくれる魔法があります。
そして、窓辺で日向ぼっこをしている姿を見ると、なんだかこちらまでリラックスした気持ちになりますよね。
猫の存在は、日常の中に小さな幸せを運んでくれる、かけがえのないパートナーです。
彼らと一緒に過ごす時間は、何よりも大切な宝物ですね。
指示を少し明確にしてみました。「共感」がキーワードです。
たくさん要素があって、早口で話されている気分は抜けません。
しかし、具体的な状況と感情が盛り込まれています。
文章が少し他人事のように感じてしまうのが難点でしょうか?
【検証2】私の文章にaiからの添削

下記の文章を書きました。良いところ、悪いところを教えてください。
猫って黒目が大きい時、とても可愛いですよね。
実は、明るいところでは細く暗いところでは大きくなります。
可愛い写真を取りたい時は夜がオススメです。
また、猫は色んな寝方をしますね。
これは、色んな気持ちで寝ています。
まるでスフィンクスのように寝ていることがありませんか?
これは、とてもリラックスしている証拠。
足を畳んでいるので、すぐに走ったりできません。
お腹を出している時ももちろんリラックス。
それが分かるとなんだか嬉しいですね。

良いところ
□観察力:
猫の目の変化や寝方についての観察がしっかりと表現されています。
特に、明るいところと暗いところでの目の変化についての説明は、猫の特性をよく捉えています。
□感情の共有
猫がリラックスしている様子を描写することで、読者に嬉しさや愛情を感じさせることができています。
□具体的な例
スフィンクスのように寝ている姿を例に挙げることで、読者がイメージしやすくなっています。
改善点
□文のつながり
文章の流れが少し途切れている部分があります。例えば、猫の目の話から寝方の話に移る際に、もう少しスムーズに繋げると良いでしょう。例えば、「猫の目の変化に加えて、寝方も多様で…」といった形でつなげると自然です。
□詳細の追加
猫の寝方について、もう少し具体的な例や種類を挙げると、読者がより興味を持ちやすくなります。例えば、丸まって寝ている姿や、伸びをしている姿など。
□感情の強調
「嬉しいですね」という表現は良いですが、もう少し感情を強調する言葉を加えると、読者により深く共感してもらえるかもしれません。例えば、「それが分かると、なんだか心が温かくなりますね」といった表現です。
全体的に、猫の可愛さやリラックスした姿をうまく表現している文章です。少しの工夫で、さらに魅力的になると思います!
・私の文章
私の文章は、「目・寝方」に絞って飼っている方が嬉しくなるような文章を心がけました。
また、共感と雑学を織り交ぜてみました。
私自身、猫を飼っているため具体的なことについて絞った内容になっています。
・aiの評価
ー良いところ
狙ったことである「共感」を評価されました。
また、「スフィンクス」というキーワードがイメージに繋がったとのことです。
実は、この寝方は香箱座りというのですが、分かりやすくスフィンクスに変えました。
ー改善点
文章のつながりを指摘されました。
「猫の目の変化に加えて、寝方も多様で…」このような文を入れたほうが
読みやすいと思います。参考になりました。
感情の強調についてです。
「嬉しいですね」を「心が温まりますね」にしては?とのこと。
これは、文としてどうでしょうか?
どうしても「心が温まりますね」が固く感じてしまいます。
まとめ ☆3
プロンプト等の難点
最初は、かなり固い文章でしたが修正を会話することで
感情を盛り込んだ文章になります。
今回は、200字と短い文章だったので要素についての
追加が少なかったのかもしれません。
また、あいまいな指示から始めましたがやはりテーマ決めや
構成を共に練っていくフェーズが必要なようです。
aiの添削という新たな力
添削に関しては、まずまずの印象でした。
文章としての流れの指摘は良かったのですが、
感情的なキーワードはAIが書いた文章のものが評価されてしまうようです。
aiに難しいのは「共感」
感情的な文章はやはり「共感」が重要になると考えられます。
AIの共感は、会話次第との結果です。
みなさんは、どう感じましたか?
実際に使ってみたいと感じましたか?