【考察】AIが参入するコンテンツの未来
AIの文化参入と戦うオタク文化
これは、AIのコンテンツ制作が当たり前になったときに
起こる可能性があることへの推察である。
- AIが作る楽して得られるコンテンツ
- コンテンツにひたすら深く入り込むオタク
この二極化に論点を置く。
現在のコンテンツ消費の流れ
楽をする消費の傾向
・若者は映画を観なくなってきている
映画の平均上映時間が長くなっている一方
若者の映画館での鑑賞頻度は現象しているというデータがある。
・映画(2時間ほど)
・テレビ(バラエティーやドラマ等)(1時間ほど)
・YouTube(15分ほど)
・Tiktok(数十秒)
を例とする。
この際にTikTok等の数十秒に慣れて、長く観れないということが起因している。
その中でファスト映画というものも出てきた。
数十秒で映画のシーンを切り抜いた動画で内容のみ分かるといったものだ。
(著作権の問題視がされている)
このように動画の視聴時間は短く移行している。
また、内容は面白いところのみといった楽な消費になっているかもしれない。
AIが作成するかもしれない動画コンテンツ
上記のように、「短い時間で面白いことのみ」を
学習した動画はどうなるだろうか?
・感動するポイント
・面白いポイント
を短くまとめた動画を量産するかもしれない。
映画であれば、予告編に全てのネタバレがある短いものになるとか
このような「楽して消費できる」コンテンツが流行し、
それが当たり前になる可能性がある。
オタクのコンテンツ消費
いわゆる「オタク」という言葉が当たり前になってきた。
しかし、大小の差異がある。
今回は、大ファンと言えるような人を起点にする。
アニメ映画を中心に例をとる。
・アニメが1クール(12話)だとして、20分×12話→4時間を消費
・アニメ映画(2時間ほど)を見る。
また、昨今「応援上映」というものもあり、
映画1つでも楽しみ方が多様化している。これを見るとさらに2時間。
・イベントに参加、グッズ等を買う。
ファンたちで、アニメや映画のことを話す時間は各々だが、これも立派なコンテンツ消費である。
時間だけで見ても、最低4時間~となる。
コンテンツに関する気持ちや会話等は数えることはできないし、シーズンが終わった時期でもファンはたくさんいる。
楽消費と深い消費の二極化
AIが作る動画は、面白く数十秒で見れるだろう。
また、それをスワイプしてたくさん見るといった
消費傾向になるかもしれない。
こういった楽な消費は増えるはずだ。
しかし、これではファン化は図れない。
一方、オタクはこのような楽消費の流れの中で
気持ち動かされるコアなコンテンツを見つけるかもしれない。
それに対して深く消費する傾向になるだろう。
このような二極化の未来が来るかもしれない。
楽では語らない若者、楽しいは語るオタク。