AIでSNS投稿を内容・文章・画像まで全部作る!【ChatGPT&画像生成AI(Napkin AI)】

AIの進化が進む中、様々な分野で活用されています。

では、SNSではどれだけ活用できるのか?を検証しました。

  • ChatGPTで投稿内容を作る方法
  • 実際にChatGPTで試した結果
  • 画像生成AI「Napkin AI」を検証した結果

これらをテーマに紹介します。

目次

はじめに

SNS運用において、魅力的な投稿を定期的に作成することは時間と労力がかかる作業です。

しかし、AI技術の進化により、投稿内容の考案から文章作成、さらには画像生成まで、すべてをAIに任せることが可能になりました。

この記事では、ChatGPTNapkin AIを活用して、SNS投稿を1から作る方法を実際に検証してみました。

ChatGPTで内容を作る

ステップ1:投稿テーマの提案を聞いてみる

まず、ChatGPTに「SNSで投稿するテーマを5つ提案してください」と依頼します。ターゲット層や業界を指定すると、より具体的な提案が得られます。

例えば、カフェ経営者向けなら以下のような提案が返ってきます:

  • 季節限定メニューの紹介
  • コーヒー豆の産地ストーリー
  • スタッフの日常風景
  • お客様の声の紹介
  • カフェでの過ごし方の提案

ステップ2:投稿文章を生成する

テーマが決まったら、ChatGPTに具体的な文章作成を依頼します。

プロンプト例: 「Instagramの投稿文を作成してください。テーマは『季節限定の桜ラテの紹介』です。

300文字程度で、絵文字も含めて親しみやすい文章にしてください。」

ChatGPTは投稿の目的や雰囲気に合わせて、適切な長さと口調で文章を生成してくれます。

ハッシュタグの提案も同時に依頼すれば、投稿がより発見されやすくなります。

ChatGPTの検証プロンプト【SNS投稿の内容】

「収納術や掃除等、生活をテーマにSNS投稿画像を作ります。画像内の文章を考えてください。まずは、収納をテーマに5枚分でお願いします。」

ー回答ー

了解しました!
「収納術」をテーマにSNS投稿で使える“画像内テキスト”を5枚分ご提案します。
短く・わかりやすく・視認性の高い構成にまとめています。


① キッチン収納:一軍・二軍で分ける

画像内テキスト案
『“使う頻度別”で分けると、一瞬で片付くキッチンに。』
・一軍:毎日使うもの
・二軍:週1〜月1
→ 定位置が決まると迷子ゼロ。


② クローゼット収納:色順×カテゴリ

画像内テキスト案
『クローゼットは“カテゴリ→色”の順で並べると取り出しやすさが爆上がり!』
トップス → ボトムス → アウターの順で。


② クローゼット収納:色順×カテゴリ

画像内テキスト案
『洗面下の収納は“立てる”が正解。ストックの量もひと目でわかる!』
ファイルボックス・仕切り板が便利。


④ リビング収納:出しっぱなし対策

画像内テキスト案
『“5秒で片付く場所”を作ると、散らかりにくいリビングに。』
リモコン・鍵・細かい雑貨はワンボックスに。


⑤ 玄関収納:見せない収納が美玄関を作る

画像内テキスト案
『玄関は“隠す収納”で印象が変わる。靴は3足だけ見える状態に。』
残りはボックスやシューズケースへ。


必要であれば、
・語尾やニュアンスの調整
・フォント映えする短めバージョン
・統一テーマのシリーズ化
などもできます!

生成された内容まとめ

ChatGPTで作成した文章は、自然で読みやすく、投稿の意図がしっかり伝わる内容でした。

ただし、ブランドの個性や独自の声を出すには、何度か修正を重ねる必要があります。

初稿としては非常に優秀で、編集時間を大幅に短縮できました。

ChatGPTで内容を作る際のメリット

1. 圧倒的な時間短縮 ゼロから考える必要がなく、数秒で複数の文章案を生成できます。

ライターズブロックに悩むこともありません。

2. 多様なトーンに対応 カジュアル、フォーマル、ユーモラス、専門的など

指示次第でさまざまな口調の文章を作成できます。

3. アイデアの壁打ち相手になる 「こういう方向性で」と相談しながら

文章を洗練させていくプロセスが可能です。

4. 複数バージョンの一括生成 A/Bテスト用に異なるアプローチの文章を同時に作成できます。

5. ハッシュタグやCTAも提案 投稿文だけでなく

関連するハッシュタグや行動喚起フレーズも同時に生成できます。

ChatGPTで内容を作る際のデメリット

1. ブランドの個性が薄れやすい

汎用的な表現になりがちで、独自の「声」を出すには人間の編集が必要です。

2. 最新トレンドへの対応が限定的

知識のカットオフがあるため、最新の流行語やトレンドは反映されにくいことがあります。

3. 事実確認が必須

時として不正確な情報や、もっともらしい嘘(ハルシネーション)を生成することがあります。

4. 感情的な深みに欠けることがある

個人的な体験や深い感情表現は、AIには再現が難しい領域です。

5. 過度に丁寧すぎることがある

特に日本語では、必要以上に丁寧な表現になり、SNSには向かない場合があります。

同じプロンプトでの二回目がほぼ変わらない結果に。【注意】

 生成A生成B内容の一致
キッチン収納:
一軍・二軍で分ける
キッチン収納:
一軍・二軍で分ける
✕完全一致
クローゼット収納:
色順×カテゴリ
クローゼット収納:
色順×カテゴリ
✕完全一致
洗面所収納:
立てるだけで倍入る
洗面所収納:
立てる収納でムダゼロ
✕ほぼ一致
リビング収納:
出しっぱなし対策
リビング収納:
出しっぱなし予防ゾーン
✕ほぼ一致
玄関収納:
見せない収納が美玄関を作る
冷蔵庫収納:
定位置ルールをつくる
◯一致なし

同じプロンプトを使用し、チャットルームAとチャットルームBで内容が変わるのか?

を試してみました。

5個の提案内容に対して、4つがほぼ変わらない内容になってしまいました。

同様のテーマの場合、プロンプトの加筆、修正が必要になります。

ChatGPTで生成された画像【SNS投稿画像】

プロンプト「SNSの投稿画像を作ってください。比率は1:1です。タイトルは、キッチン収納:一軍・二軍で分ける 画像内テキスト案 『“使う頻度別”で分けると、一瞬で片付くキッチンに。』 ・一軍:毎日使うもの ・二軍:週1〜月1 → 定位置が決まると迷子ゼロ。

ChatGPTでの画像生成のメリット

1.短時間で生成できるため時短につながる

2.プロンプトを理解し、内容がしっかり網羅される

3.イラストも含み、ある程度見やすい

ChatGPTでの画像生成のデメリット

1.画像データなので修正がChatGPT上では難しい

修正のプロンプトを繰り返し行っていくことが大変です。

2.「別のデザイン案をください」と指示したが、同じ画像になってしまった

3.リアリティの限界 写真のようなリアルさは難しい

AI生成特有の「作り物感」が出ることがあります。

画像生成AI「Napkin AI」で作成【SNS投稿画像】

プロンプト「SNS投稿画像を作ってください。タイトルをキッチン収納:一軍・二軍で分ける
キャッチコピー【“使う頻度別”で分けると、一瞬で片付くキッチンに。】
本分を以下の3つ
・一軍:毎日使うもの・二軍:週1〜月1
→ 定位置が決まると迷子ゼロ。」

ノートのような画面に文章を打ち込みます。

文章の左側に青いマークが出てくるので、それを押すと画像の生成が始まります。

生成された画像と使い方

「Napkin AI」内で編集

筆マークを押すと、同系統の内容でスタイルが違うものに変更できます。

編集自体は、直感的にできます。

編集したい部分を押すと画像色を変えたり、文字を変えたりができます。

編集後の画像

画像生成AI「Napkin AI」のメリット

1.数秒で画像生成が行える

2.スタイルも複数提案される

3.Napkin AI上で編集が可能(PowerPointのような操作感)

illustratorなどの画像編集ソフトの経験がなくとも直感的に編集できます。

画像生成AI「Napkin AI」のデメリット

1.プロンプトの内容が改変されてしまうことがある

2.基本的に「図」のような画像になる

オシャレなテーマには不向きで、ハウツーのようなテーマに偏ってしまいます

3.簡単な編集のみなので、シンプルな画像のみにとどまる

まとめ

AI技術を活用することで、SNS投稿の作成プロセスは劇的に効率化できます。

ー検証結果ー

  • ChatGPT(文章)

投稿文作成に非常に有効。編集時間を大幅削減

同じプロンプトだと同様の画像が作られるため注意

  • ChatGPT(画像):イラスト的な画像を作るのに便利

ChatGPT上での編集は、プロンプトを繰り返す必要がある

  • Napkin AI:データや情報の視覚化に特化、図やインフォグラフィックに最適

図等のイメージにとどまるため、シンプルな画像が限界で作りこむことは困難

ChatGPTで内容を作成からテーマに合わせて画像生成AIを使い分けることが実用的です。

重要なのは、AIを「完全な自動化」として使うのではなく、「創造的なパートナー」として活用することです。

AIが生成したコンテンツを土台に、人間の感性と判断で最終調整を行うことで

効率と質の両立が実現できます。