ai×クリエイティブのジャンル検証まとめ
この記事では
- 広告立案
- ライティング
- WEBデザイン
についての実際にaiを用いて検証を行ったまとめになっています。
- 1. 広告立案
- 1.1. データ収集・プランニング ☆4
- 1.2. ペルソナ設定 ☆4
- 1.3. キャッチコピー ☆2
- 1.4. プレゼン台本 ☆3
- 1.4.1.1.1. 1. オープニング
- 1.4.1.1.2. 2. 京都の魅力
- 1.4.1.1.3. 3. ポスターのコンセプト
- 1.4.1.1.4. 4. デザインの要素
- 1.4.1.1.5. 5. キャッチコピー
- 1.4.1.1.6. 6. 期待される効果
- 1.4.1.1.7. 7. まとめ
- 2. aiライティング
- 2.1. 情報記事 ☆4
- 2.2. 感情系の記事 ☆2
- 2.2.1. 感情記事の具体例
- 2.2.1.1. aiの回答
- 3. WEBデザイン
- 3.1. ai画像生成 ☆3
- 3.1.1. ai画像生成の具体例
- 3.1.2. 実際の利用では?
- 3.2. ai動画生成 ☆4
- 3.2.1.1. 商用利用について
- 3.3. aiのサイト生成 ☆3
- 3.3.1. ai生成でサイトを作成した例
- 4. まとめ
- 4.1.1. 便利だが模範解答のイメージになりがち
広告立案
データ収集・プランニング ☆4
プランニングにあたっては、構成は人間が行うべきだと感じました。
例えば
「新商品のお茶のPR施策を考えてください。このお茶は、爽やかさが特徴です」
と指示すると
・ターゲット
・施策内容の案
まで一回の回答で出てしまいます。
そのため求めている回答と乖離する場合が多いです。
・データ収集
・ターゲット選定
・施策の考案
と段階を踏むことでより有用な使い方ができます。
aiの回答は、指示したものに対してのみです。
会話を広げることは人間が行う必要があります。
aiの回答に対して
「じゃあこれに関するデータは?」
「こんなアイデアはどう?」
と問いかけると良きパートナーとなります。
ペルソナ設定 ☆4
ペルソナの設定に関しては、かなりレベルが高いです。
- 職業
- 趣味
- ライフスタイル
- SNS
- ニーズ
まで細かく設定してくれます。
本来であれば、ペルソナとするジャンル。
またそれに準ずる情報を細かく調べる必要があります。
しかし、そのまま使うとはいかずとも
aiの回答を基軸にすることで効率的にペルソナの作成を
行うことができます。
キャッチコピー ☆2
短文で人の心に訴えるコピーの作成は、現状aiには難しい感触です。
まず、固いコピーになる傾向があります。
検証した結果、オノマトペがあまり使われませんでした。
また、与えられた情報を網羅する傾向があります。
「ターゲットを若年層とし、京都に来訪を促すコピーを考えてください」
と指示した結果
「京都の歴史を感じる旅へ、今すぐ計画を立てよう!お気に入りのスポットを見つけて!」
というコピーの回答がされました。
おそらく要素から文の組み合わせ組み合わせで作成していると
考えられます。
プレゼン台本 ☆3
かなりクオリティーが高く感じられました。
「私達は、広告代理店です。旅行会社に対してポスターを提案します。
それに対してプレゼンを行います。台本を作っていきたいです。
ポスターは、京都への来訪を目的としています。」
と指示したところ
1. オープニング
- 皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。
- 私たちは[広告代理店名]で、旅行会社様に向けた新しいポスターの提案をさせていただきます。
2. 京都の魅力
- まず、京都の魅力についてお話しします。
- 京都は、歴史的な寺院や神社、美しい庭園、伝統的な町並みが残る街です。
- 四季折々の風景が楽しめ、特に春の桜や秋の紅葉は多くの観光客を惹きつけています。
3. ポスターのコンセプト
- 私たちのポスターは、「京都の四季を感じる旅」をテーマにしています。
- ポスターには、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色をそれぞれ表現したビジュアルを使用します。
- 各季節の魅力を強調し、訪れる価値を伝えます。
4. デザインの要素
ーポスターのデザインには、以下の要素を取り入れます
- 鮮やかな色使いで季節感を表現
- 京都の象徴的なランドマーク(清水寺、金閣寺など)のイラスト
- 観光客の楽しそうな姿を描くことで、訪問意欲を高める
5. キャッチコピー
- キャッチコピーは「あなたの心に、京都の四季を。」とし、感情に訴えるメッセージを伝えます。
- 旅行者が京都を訪れることで得られる感動や体験を想起させる言葉です。
6. 期待される効果
- このポスターを通じて、京都への旅行を促進し、観光客の増加を期待しています。
- また、旅行会社様のプランやツアーの利用促進にもつながると考えています。
7. まとめ
- 最後に、私たちの提案が旅行会社様にとって有益であることを願っています。
- ご質問やご意見があれば、ぜひお聞かせください。
といった内容になりました。
端的なプロンプトに対して
内容の追加、話し方共に違和感は感じません。
また、「京都来訪データ」の追加を指示したところそれも加味してくれました。
修正も行えるのは、素晴らしい点です。
より人間の手で修正する部分はあると思います。
しかし、軸を作成してもらうことで時間の短縮になると感じます。
aiライティング
情報記事 ☆4
ハウツー等については、内容に違和感はありません。
文章としてもある程度まとまっています。
しかし、データが間違っている可能性があるため
必ずリソースを調べる必要があります。
「○○の内容を△字で書いて」
という使い方で完結することはできないと感じました。
1.構成の作成
2.目次の設定
3.1.2の整合性のサポート
までaiを活用してできると思います。
その後の文章に関しては、人の手が必要です。
感情系の記事 ☆2
感情を伝える文章は、難しいのが現状です。
かなり固い言葉を使われる傾向があります。
感情記事の具体例
「飼い主が共感できるような可愛い文章にしてください」を指示してみました。
aiの回答
飼い猫って、本当に特別な存在ですよね。
ふわふわの毛に包まれた小さな体が、そばにいるだけで心が温かくなります。
朝、目が覚めると、猫がそっと寄り添ってくれていると、まるで「おはよう!」と優しく言ってくれているみたい。
そんな瞬間、思わず笑顔になっちゃいますよね。
遊び好きな猫が、おもちゃを追いかけている姿は、まるで小さな子供のように無邪気で愛らしいです。
そして、窓辺で日向ぼっこをしている姿を見ると、なんだかこちらまでリラックスした気持ちになりますよね。
↑このような内容になりました。
今回は、「猫のかわいさ」という少し曖昧な指示です。
そのことからかかなり色んな要素が盛り込まれてしまいました。
「共感」という部分が難しく、読みづらい印象です。
WEBデザイン
ai画像生成 ☆3
画像は、価格によりレベルが変わる印象でした。
現状の無料サービスだと「ai生成感」が残りがちです。
ただ、今後より質は上がっていくでしょう。
ai画像生成の具体例

こちらは、みかんが特産のご当地キャラを作成したものです。
プロンプトの修正を繰り返した結果です。
優しい印象になりました。
人の画像よりキャラクター等、二次元の生成は強い印象でした。

リアルな若い女性の写真 1人 日本人着物 上半身 背景寺 コピー「春の京都のとっておき」
とプロンプトの修正を繰り返した結果です。
画像自体は、かなりリアルになりましたが、キャッチコピーは英語になってしまいました。
キャッチコピーを含めた広告画像を作るのは、できませんでした。
実際の利用では?
指示を繰り返すことが重要になります。
また、予想通りの結果は難しいです。
反対に生成を繰り返すことでアイデアを広くすることができます。
画像をそのまま使うことは、できないと考えられます。
イラストレーター等、編集ソフトを使う必要があるでしょう。
要素としての利用には、かなり効率的です。
ai動画生成 ☆4
こちらでは、プロンプトから動画を数十秒で作成できます。
指示を元に内容を把握し、字幕やイメージ画像の選定までを行うことができます。
(上記の動画では、タイトル画像等を追加、編集しています)
いわゆるAIが作った動画とは、分かってしまいますがクオリティは十分です。
この動画作成においては、1分の動画で設定しています。
プロンプトは、本記事を元に台本を作成し約1000字程です。
それらの内容を抜粋した動画が作成されます。
※短文でのプロンプトでは、内容が改変されてしまいました
「台本を打ち込み、それを忠実に再現してもらう」
といった使い方が思い描いた形になります。
反対に「目的や構成のみ」を指示した場合は
その指示に基づき、1分の動画の内容まで作成することができます。
商用利用について
商用可、不可のものがあります。
有料プランに契約すると商用可のものが多いです。
商用可では、広告やクライアント用の動画として使用できます。
商用不可の場合は、基本的に社内資料といった使い方に留まります。
aiのサイト生成 ☆3
サイト制作は、言葉からオリジナルのテンプレートが作られるような印象。
その後のカスタマイズが少し必要。といった結果でした。
ai生成でサイトを作成した例

最初に基軸を作りたい、またはカスタマイズを今後行う予定がない場合はAI生成で完結できます。
まとめ
便利だが模範解答のイメージになりがち
AI活用を調べると、こんなに便利という認識が強いと思います。
懸念すべき点は、AIの回答が模範解答に感じてしまう点です。
上記でも触れた通り、AIの回答、生成は素晴らしいです。
しかし、クオリティをもっと上げていくには、1つの回答では終わらせないことが大切です。
深掘りする、方向性を変えてみるということは必ず行いましょう。
これは、AI自身の問題だけではありません。
AIは指示に忠実な回答しかできません。
「それよりもっと」という指示が必要です。