ai生成は嫌い?aiの不気味の谷は、どこなのか?事例とともに考察
AIに生成されたものに対する「不気味」とその未来
みなさんは、「不気味の谷」という言葉をご存知でしょうか?
AIの不気味の谷を考察していきます。
本記事は、特定の企業、事例を批判するものではありません。
ロボットの「不気味の谷」
ロボットの進歩でこの言葉が誕生しました。
下記の画像では、
左がより「機械的」から右にいくにつれて「人間味」となっています。
しかし、人に近づく前に好感度は下がっています。
これが「不気味の谷」と言われています。
人に近いけど人じゃないという状態に不快感を覚えるというデータです。

引用:WIRED
AIの「不気味の谷」
「不気味」と声が上がった例
下記の画像を御覧ください。
マクドナルドが行ったSNS広告でAIによって人物が作られています。
これに対して「不気味」「気持ち悪い」といった声が上がったそうです。

これは、AIの生成にも「不気味の谷」があると感じられたという例になってしまいました。
「不気味の谷」を越えた?人間だと判断された例
反対にこちらは、AIとバレずに運用された例です。
グラビアアイドル「藤原れい」としてインスタグラムのアカウントを作り、
1ヶ月程でフォロワーは1万人を越えました。
投稿内容は、丁寧な女性の生活感のある写真です。
このことから人として認識されていたことがわかります


引用:Predge
考察
2つの事例を見比べてどうでしょうか?
私は、かなり僅差であるように感じます。
マクドナルドの事例について
マクドナルドのAIはかなりAI感を感じてしますのも最もです。
数年前ならかなりレベルの高いものであると思いますが、
今は平均的なレベルになってしまったのではないでしょうか?
YouTube、TIKTOKでもAIを使った動画を目にする機会があると思います。
それに慣れてしまった昨今では、世間の目が肥えた?ためAI感=不気味に
繋がってしまったと考えられます。
「藤原れい」インスタグラムアカウントについて
これについては、かなり人に近いと感じました。
また、使い方の違いもあると思います。
1種インフルエンサーとしての活動を行うことは、
既存のインフルエンサーの模倣に近いことを行えます。
そのため人であり、雰囲気、モノを伝えている部分が違います。
マクドナルドの事例では、前面に広告のタレントとして使われています。
「藤原れい」については、プロモーションではありません。
AIを使用する広告の未来
これを例にすると、AIを「タレント」のようにメインで使うのではなく、
イメージを伝える一部としての起用が丁度いいラインではないでしょうか?
例えば、ファッションブランドが服を伝えるモデルとして起用する。
メインに目を向けさせないことが「不気味」をすり抜ける手法かもしれません。
ただ、更に人間に近づくことが予想されます。
その時には「不気味」は、なくなっているのかもしれません。